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撮影/取材・文 林建次(Office MIGI)

カタログ職人の貌

2013年の夏、汗や土やホコリにまみれ、時に危険と隣り合わせの現場で作業する職人たちの、想い、姿を、もっと知って欲しい、伝えたい、そう強く思う日があった。その数日後、写真家の林建次さんと出会った。
井の頭公園駅近くのカフェで、偶然に。話を聞くと、ボクサーやアメフト、劇団のドキュメンタリーを撮っていて、次は職人をと思っていたと言う。 その日はイベント開催中でもあり話せたのは短い時間だったけれど、偶然ではない何かを感じた。 さらに林さんの二冊の著書を取り寄せて衝撃を受けた。そこには、怒り、喜び、戸惑い、葛藤、そして愛に満ち溢れたボクサーや アメフト選手、俳優たちの写真があった。それは取りも直さず彼らを追い続けた林建次というひとりの人間の生き様だった。
林さんは23歳の時、バイク事故によって右手の機能を失った。その後幾度もの手術と入退院を繰り返し、壮絶な痛みと闘う日々を乗り越え、左手でカメラを持ち口でシャッターを切るというスタイルで再び立ち上がる。 そして今もなお痛みと闘いながらドキュメントを撮り続けているということを知った。「職人を撮るならこの人しかいない。」そう確信した。 林さんも「出会いを価値あるものにしていきましょう」と快く引き受けてくださり、職人プロジェクトはスタートした。 撮影も、建築現場のスケジュールも、絶妙なタイミングで進み、林さんは現場で動き回る職人たちの息遣いや鼓動を共有しながら、その温度や空気感を写真で表現し、そして上辺だけでない真っ向勝負のインタビューによって一人一人の職人の思いを文章でも添えてくれた。 そしてデザイナーの高橋実さんが、素晴らしい感性のデザインでまとめてくれた。 こうして、鳶、大工、左官、それぞれの職人魂が写真と言葉で綴られたカタログ「職人の貌」は完成した。

私たちの家づくりを支えてくれる素晴らしい職人たち、仲間たちをこれからも様々な形で紹介していければと思う。


ひらい東京営業所 市川小奈枝

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