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団塊世代夫婦の家づくり

千葉県Kさん 2005年建築

2004年3月31日 夫婦で早期退職
いよいよ我家の建替えに着手することになった。
これまで住んでいた家は、第二次オイルショックの昭和48年につくられた築30年の軽量鉄骨の建売住宅でした。時代が原因だったのでしょう、そのつくりは大変粗末なもので、冬は寒く、夏暑い大変暮らしにくい家でした。さらに床下は関東ローム層の地面であったためそこからの湿気が半端なものではありません。各部屋に除湿機を置いてもジットリする空気はたやすく除去することが出来ない生活でした。
身体のためにも、本、アルバムや衣服のためにもこれではどうしようもない。夫婦で一緒に我家を建替えようと決心しました。納得できる家づくりをするには、じっくり腰を据えてやろう、また早くつくって長く住みたい、ということで夫婦して勤めを早期退職に応募しました。

2005年1月27日 契約
建替えは前々から考えていたので、住宅関係の本も読み、実際のモデルルームもいくつか見てきました。住宅展示場ははっきり言って土地は広く、住宅面積も大きいもので我々が望むものとはかけ離れていました。
セミナーに出席したり、建築中の家や、実際に住まわれている家を10件以上訪問したり感想を聞いた結果、冬暖かく、夏涼しい家はPACエアサイクルの「パッシブソーラー」「外張り断熱」と「室内自然換気」の健康住宅でした。住まわれている方も充分に満足されている様子になにか納得です。
建物のコンセプトは50坪の敷地に庭を充分とり、家は「小さくて広い空間」、つくりは、逆転の発想で南からのお日様を充分もらうように「2階がリビング、キッチンと浴室」で設計がスタートしました。
私が作った最初の図面(そんな大げさなもので無く、いたずら書きのような)をベースに設計の方との打合せが始まると、夫婦それぞれの希望や思惑が対立するバトルを交えて長い設計作業が始まりました。もちろんその間に見学会に行ったり、家具、キッチンのショールーム見学に明け暮れる毎日となりました。
現在住まわれている方の家のつくりや、お話を総合して、予算の関係で「ロフト」はあきらめ、予定していなかった「かくれん房」(PAC住宅専用家一軒丸ごと低温輻射暖房)のシステムを入れることにし、外構と庭は別途対応で契約となりました。

2005年4月15日 地鎮祭   6月17日 上棟式
4月5日には建築確認もOKとなり、晴天に恵まれた4月15日に地鎮祭を迎え、6月17日には材木屋さん、大工さんが大勢で一気に柱や屋根が出来上がりました。
上棟式は親戚や近所の方も来ていただき、緊張の中にも和やかなひと時となりました。
びっくりしたのは大工さんの棟梁の息子さん4人が、すべて大工さんになっていることです。
我が家の担当の次男の方とは、建築中に日曜大工の好きな私とたくさんの話をさせてもらい大いに参考になることを教えてもらいました。
ここまでに仮住まいへの引越し、庭木の植木屋さんへの預け、旧住宅の解体、駐車場を作るときに邪魔になる敷地内の電柱移設など、まったく暇になることはありません。これ以外にも設計の方と材木を見に行ったり、キッチンのショールームを見に行ったり、家具の打ち合わせをしたりでJRのスイカチャージと地下鉄のパスネット購入が頻繁になりました。

2005年11月21日 引渡し  11月25日 引越し
キッチンはメーカーのものでなく、タイアップしている戸山家具さんにお願いすることにしました。メーカー各社を廻って見て・すごく良くできているが価格がちょっと、・シンクは良いのだがガス台がちょっと、・ガス台とシンクの高さが同じものしかないなど、完璧に納得するものは無かったのです。
金額の面で考えるところはありましたが、毎日三度三度使う場所です。納得するものにしようと夫婦で結論となりました。図面作成は大変でした、見てきたキッチンの良いとこ取りで図面を書き、頭は3Dの立体でイメージを膨らませる作業は深夜に及ぶこともありました。打ち合わせは10回以上になりました。
壁や一部の天井は漆喰です。淡路島から精鋭6人が一週間で8種類の塗りを完成しました。圧巻は2階のキッチン、リビングの壁です。4メーターを越す天井の高さまで一面の壁は見る人みんながびっくりします。(2階はロフトをあきらめたときの設計を維持したので)入居当時は少々臭いが気になりましたがすぐに落着きました。
スイッチ、コンセント、照明の図面にしたがって確認作業を行い照明器具選びが始まりました。有名な家電メーカーやカタログだけでなく、照明専門メーカーのショールームに行って玄関、廊下、寝室、リビング、キッチンなどの器具や、襖の紙を決めるのも労力のいる仕事でした。ブラインド、カーテンの取り付けは引渡しに間に合わず、翌年になってしまいました。

2006年2月3日 外構工事完了  4月14日 庭木を植え込み
近くのガーデニング店に頼んだ外構工事は、12月8日から始まったものの正月休み、天候不良、職人さんの病気などで塀を作って中断、カーポートが出来て中断、タイルを貼って中断と、まるで尺取虫のような進み具合でしたが、家屋にマッチしたすっきりしたものに仕上がりました。
以前からお付き合いのあった植木屋さんに預けた庭木が戻ってきました。元気に梅の木は小さな実を付けていました。ここから建築中にプランターに植えていた草花の植え込み、配置が5月まで続き一応の終了となりました。

2006年6月 感謝、感謝
団塊世代の建替えは足かけ2年、何とか60歳前に完了しました。
設計の早い段階から決めいた換気扇は、タイミングが悪く発注の時にはすでに製造停止になっていたり、設計→現場管理者→大工さんや職人さんの順で変更、確認をするのでレスポンスが悪かったり、図面では分からない不具合が現場を見て分かったり、木の襖は乾くまでそりがでて開け閉めがしづらいなど、いろいろなことがありました。でも皆さん確実にしっかりと対応してくれました。感謝、感謝です。
予算はオーバーしましたが、いい家が出来ました。まだ住み始めて6ヶ月です。冬は「かくれん房」のおかげで家の中はヌクヌクでした。これから夏を迎え、どれだけ快適な居住空間になるか楽しみです。夫婦元気で長生きしなければ。(2006.7掲載)

上棟式にて。

戸山家具によるオーダーの手づくりキッチン、現場搬入の様子。

左官職人植田さんと、実際に塗る漆喰のパターンを現場にて打合せ。

旅行もご夫婦の趣味のひとつ。旅先でご主人が撮影された写真も飾られています。

奥様の大切な趣味のひとつが書道。書が飾られた空間には落ち着いた空気が生まれます。

照明によって漆喰のパターンが浮かびあがる洗面コーナー。

 

 

雑誌取材にご協力いただきました。(2008.5)
取材の様子はこちらをクリックしてください


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