あなたが主役の役づくり。
PAC住宅のご家族の風景を写真と建て主の言葉で綴っています。
愛知県Kさん
実はハウスメーカーも、たくさん見て来ました。
けれど、どれも最後の最後で、どうしても納得できなかった。
そんな時に、若林さんの本に出会ったんです。
「やっと出会えた本物の家」
あぁ、これだなって。
家が完成した時は、木の匂いがして、それはもう心地よくって。
週末に赴任先から家に帰るのが、本当に楽しみでした。
今も、ケーキを買ってから帰るんです。
みんな楽しみにしているから
初めて現場を見学したとき、大工さんが木で階段をつくっていたんです。
そこに柔らかい日差しが入ってきて、なんて美しいんだろうって。
展示会にあるような作り込まれた美しさじゃなくて、そのものの美しさ。
引っ越しした時は、喜びよりも、段ボールの山をなんとかしなくてはと必死でした。
子供達はまだ小さくて、あちこち駆けずり回っているしね。
一週間でほぼ生活出来るようにしたんですよ。
今思えば、すごく楽しくて充実した日々でした。
時間があるとき、階段に座って外を見てるんです。
風でゆらいでいる緑を見るのが好き。
お庭のオリーブに鳩が巣を作ったんです。
それを眺めているのも楽しい。
昨日、嵐の中で大丈夫かなって心配だったんですけど、今日、ヒナが孵ってたんです。
あぁ、よかったなって
ひとつのところでなんでも出来るように。
みんながいる場所で。 まるで平屋のような。
この家を建てるとき、そんなイメージを持っていたんです。
今でこそ二階は子供達の部屋になったけれど去年の夏までは、そこは使わずにみんなで居間と隣の寝室だけの生活。
居間でご飯食べて、勉強もして、お風呂に入って、隣の寝室で、お布団敷いて一緒に寝る。
まだこの子たちが小さかった頃、二人が同時に病気になった時もありました。そんな時は、この子たちを両側に置いてずっと看病してたんです。
それはまぁ、大変だったけれど。
ごちゃごちゃとやっていたけれど、この子たちも離れようとしなかった。
一緒に過ごせる時間をたくさん頂いていたんだって、あらためて思うんです。