あなたが主役の役づくり。
PAC住宅のご家族の風景を写真と建て主の言葉で綴っています。
大阪府Sさん
私たちは転勤族でした。 ほぼ四年ごとに、いろんな場所で暮らして来ました。
様々な土地でいろんな人たちと出会えて楽しかった。 たくさんの思い出があります。
けれど、ここが我が家なんだという、落ち着く場所が欲しかったんです。 ずっと願っていました。
初めて完成した家を見に行った時のことです。
図面上のことしかわかっていなかったのに家に入った瞬間、ああ、最初からこうだったんだって知っていたような。
生まれたばかりの家なのにもう、ずっと昔から住んでいたような懐かしさ。
驚きでした。 とても不思議な感覚だったんです。 家族4人が皆、そう思っていたんです。
とても、落ち着きます。 ああ我が家だなって。
両親が遊びに来た時、こんなことを言っていました。 家に癒されることがあるんだなって。
階段がお気に入り。
ここで本読みながら、子供達がワークスペースで勉強してるのも、夫が畳でくつろいでるのも見えるんです。
ひとりで帰って来たときも家にお帰りって言ってもらってるみたいな気がするの。
時には涼しく、時には暖かく。
木の感触も。 そんな家の体温が「待ってたよ」と言ってくれてるみたい。
落ち着ける時間があるとき、ひとり階段に座って天井の広がりを観ながら想うんです。 幸せだなって。
家が傷つかないとかね。 ずっと新しいままなのはおかしい。
古くなっていくのは当たり前だと思うんです。人間だって年をとって変化していく。
家だけじゃない食べ物も服も。 家族4人の共通の価値観。
手間も時間もかかるけど大事にしなきゃいけないものがあると思うんです。
神様に与えて頂いたものを後世に大事に伝えるためにも、この家とともに暮らしていきたいです。