家族構成 夫・妻・両親
木の性能
たくさんの家を見に行って「木の家の気持ち良さ」に気づいたので
集成材とか合板プリントじゃない「無垢の木」で家をつくりたいと思いました。
無垢の木には「調湿性」があるんですよね。
湿気を吸うんだけど、だからといって部屋がカラカラに乾いてしまうんじゃなくて、適度に湿気を出してる感じがします。
冬に鍋料理をすると、マンションの時は窓に結露して湿度計の数字がどんどん上がっていったんだけど、ここでは鍋をやっても数字が上がらない。木が湿気を吸うんだろうね。
湿度計は30%台表示するから乾燥してるのかなって思うけど、僕の感覚では乾燥している感じは全くないですね。朝起きて、のどが痛くなるなんてこともないし。湿度計には測れない快適さがあるんですよ。
人が住むのにちょうどいい感じにしてくれるんです。それは「無垢の木の性能」だと思う。
こだわったのは家の断熱性能
実家は私が中学生のころに建てたんですが、断熱材がないような寒い家だったんです。
結婚して高尾のマンションに引っ越したら同じ高尾なのにマンションは寒くない。断熱とか建物の構造でこの寒さっていうのは本当はしのげるんだってことがね、わかったわけですよ。
20年前に家づくりを検討し始めたときには、もう断熱っていうのは当たり前になってたけど、家が暖かいよっていう人はあんまりいなくて。
ここは東京の中ではとびっきり寒いから、そんなんじゃだめだろうって思ってたんですよ。
それで、断熱材のことを色々調べて「外張り断熱」にたどり着きました。「外張り断熱の断熱性能」の話を聞いたら、普通の断熱方法の性能の低さが良くわかりましたよ。
さらにエアサイクル工法のことを知って、ただ断熱するだけじゃダメなんだってことを知りました。
高尾は真冬にはマイナス5度になることもあるんだけど、断熱材と熱循環のおかげで、家のどこにいても寒くない。廊下でも階段でもトイレでも、家のどこにいても寒くないっていうのは、本当に楽ですよ。
だからね、家は性能で選ぶべきだと思うんです。
寒い高尾でコーヒーの実がついたんです
我が家でね、コーヒーの木に実がついたんですよ。カフェのオーナーがいろんなお客さんに苗を配ったそうなんだけど、成長したのは我が家だけだったって。
カフェのお客さんたちが寒さに弱いコーヒーの木が育つなんてどんな家なんだ…って驚いていましたよ。僕としては、その実を焙煎して飲みたかったんだけど、カフェのオーナーは記念にとっておくって(笑)。