フィンランドに学ぶ「冬の灯り」
カテゴリー :家づくりを考える
全てを照らさない冬の灯り
「極夜」という日照時間が短く、夜の長い北欧の冬。15時くらいにはだんだん外が薄暗くなり、家で過ごす時間も長くなります。
数年前に訪れたフィンランドで、冬の暮らしを心地よく過ごすための灯りの工夫を知りました。
日本の照明との違い
日本の照明のように部屋の隅々まで明るくするのではなく、ペンダントライトやスタンドライトで自分たちが過ごす所の傍にオレンジ色のあたたかい灯りをともす事が多いフィンランドの照明の考え方。部屋のコーナーを照らす灯りは陰影ができ立体感が生まれます。
室内に入った時は日本より少し薄暗く感じますが、だんだん眠くなるような心地よい雰囲気がとても素敵でした。
フィンランドの人々はこの空間でおしゃべりをしたり、ソファで音楽を聴きながら本を読んだり、冬の時間をゆったりと楽しんでいました。
フィンランド流のインテリア
ポップなテキスタイルや、大きくてデザイン性の高い照明器具も多く見受けられました。
冬の沈みがちな気持ちを空間から明るくするのもフィンランド流のインテリアなのかもしれません。
木の素材とも相性がよく日本の住宅にも取り入れたいデザインがたくさんありました。
それぞれの心地よい暮らしへ。まずは明かりを消してみてはいかがでしょう。
文・写真:小髙紗由里