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2024年06月06日

夏でもコートを着たままの住まい

カテゴリー :家づくりを考える

現代住宅の多くは、床・壁・天井の空間にグラスウールなどの断熱材を入れ、室内で暖められた熱を外に逃がさない「冬の断熱」を優先したつくりになっています。

 

冬を基準にした家づくりのまま、夏を過ごすとどうなるでしょうか?

 

例えて言えば、夏になっても厚いコートを脱げないということ。

その状態でエアコンで家の中を冷やすことは、厚いコートを着ながらコートの内側に冷風を入れているようなものです。

 


夜になっても涼しくならないのは熱が逃げないから

一般的な高断熱・高気密の家では、室内にこもった昼間の熱気を逃がすことができません。特に屋根裏は昼の熱がたまったまま夜になっても逃げないので、寝室が2階にある間取りでは、寝る時にもクーラーが必要になるのは当然のことになります。

クーラーなどの設備機器で部屋を冷やすという方法は、一見真っ当なように思えますが、改めて考えてみると、昔のように床下に空気が流れるようなつくりであれば、昼の熱をためたまま…にはならないはず。エアコンも夜の方が効きやすくなるはずです。しかし、どうでしょうか?就寝時につけたクーラーも、夜中にタイマーで切れてしまうと、部屋の中がだんだん暑くなってしまいますね。それは壁や屋根裏にため込んだ熱が部屋に侵入してくるからです。

 

壁や屋根裏に熱をため込まないつくり。これが、建築的な手法で涼しい家をつくるパッシブな考え方です。

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