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2024年08月06日

風通しを忘れてしまった湿気に弱い住まい

カテゴリー :家づくりを考える

日本の気候風土を一言で表現するなら、高温多湿。

古く日本の住まいが風通しの良い開放的な木造住宅だったのも、夏の蒸し暑さに代表される湿気への配慮を、まず第一に考えたからに他なりません。

というのも、住まいにおける湿気は土台や柱などを腐らせ、住まいの寿命を縮める大敵であり、その対策として風通しがなによりも効果的だったからなのです。

しかし、現代の住まいのほとんどは冬を暖かく過ごすことを優先させた、言わば風通しを無視した気密性・断熱性を高めた住まい。

ほんの一例をあげても、基礎は風が通り抜ける束石工法から鉄筋コンクリートの布基礎へ、壁は呼吸する土壁や板壁からサイディングやモルタルへ。

また、室内の壁は柱や梁が露出していた真壁からビニールクロスなどで覆う大壁へ、間取りも風通しの良かった田の字型から中廊下で分断される何LDKへと大きく変わりました。

これでは風通しの良さは望むべくもなく、現代の住まいは湿気に対してすべてマイナス方向にあると言えるでしょう。

 

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