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2022年08月01日

ふたつの風通し

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「この窓からとてもいい風が入ってくるんですよ」。建て替えやリフォームを検討されているお客様のお宅を訪問した際にこうしたお話を聞くことがあります。

設計にあたりこれはとても貴重な事前情報です。ある程度の風向きはwebで得ることはできますが、陽当りや風通しは周囲の建物等の影響を受けます。住んでいる方のこうした生きた声は間取り検討にあたり大いに役立ちます。

また、こうしたお客様は窓からの風通しを心地よく感じる方と思いますので、気密性や断熱性能は確保しつつ、窓を開けた時に効率よく風が流れる窓の配置、形など積極的にご提案したいと考えます。階段室や吹き抜けを利用した縦型換気も空気の流れに有効ですので合わせてお話するようにしています。

近年、窓を開けない前提の24時間365日空調管理による高気密高断熱住宅が増えています。春夏秋冬、リモコンひとつで温湿度をコントロールするのはビルの中のオフィスなら致し方ないとして、私は、開けたい時に窓を開けて風通しが得られる工夫がなされた家の方が好きです。

そしてもうひとつ忘れてならないのが床下や屋根裏など見えない所の風通しです。ここには家を支える土台や柱、梁等の構造材があります。見えない所の空気もサラサラ流れる様に建てられたPAC住宅の構造材は住んでからも乾燥した状態を維持しています。下記に入居10年前後の家の木材含水率データをご紹介していますのでご覧ください。

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