家の中の表面温度が快適さを左右する
カテゴリー :家づくりを考えるエアサイクル工法で建てたモデルハウスが千葉県木更津市にあります。
2024年11月10日、無暖房の状態で、一階の洗面室は18℃。二階もほぼ同じ温度で、どこを歩いても温度差がほとんどありません。室温が18℃と聞くと「寒いのでは?」と思われるかもしれませんが、エアサイクル工法ならではの快適な体感温度の秘密が隠されています。
体感温度のカギは表面温度にあり
快適な暮らしの決め手となるのが、「表面温度」です。木更津モデルにて、表面温度計で壁や床、天井の温度を測ると、北側の部屋の壁やトイレの床も含め16~18℃。
実は、体感温度と室内表面温度の関係はとても大きいのです。
室温が暖かくても、床面や壁面が冷えていたら、人は熱を奪われて寒さを感じます。反対に室温が18℃でも床や壁、天井面が冷たくなければ、人は熱を奪われず、寒さを感じないのです。
体感温度の計算式(無風状態)は (室温+床・壁・天井・窓等の平均表面温度)÷2です。
①室温18℃+部屋の平均表面温度15℃の場合、体感温度は16.5℃
②室温18℃+部屋の平均表面温度18℃の場合、体感温度は18℃
このように、室温18℃でも表面温度が高い②の方が人は暖かさを感じるという訳です。
エアサイクル工法で叶えるホテルライクな快適空間
実際にエアサイクルの家に住んでいる方の中には、「冬は床下エアコンを20℃設定自動運転にしておけば家中どこも快適に過ごせる」との声があります。床だけでなく、壁、天井などの表面温度が安定してうることにより、どの部屋でも温度差が少なく、まるでホテルライクな居心地が楽しめます。
まとめ:冬暖かい家が欲しいなら表面温度を意識しよう
表面温度の計算方法と重要性はご理解いただけたでしょうか。
冬暖かい家かどうかは、C値やUa値だけではわからないことがあります。モデルハウス等を見学される場合は、夏と冬のピーク時に、できれば長い時間滞在して、その家の性能を体感されることをお勧めします。