自然素材の家づくりならビニールクロスより呼吸する素材を
カテゴリー :家づくりを考える注文住宅を検討中の方の中には、「クロス」と呼ばれる壁紙は紙や布でできていると考える人も多いかもしれません。しかし、一般的に使用されている壁紙の約95%は塩化ビニルを主原料とする「ビニールクロス」です。このビニールクロスは手軽で多様なデザインが選べる一方、快適な住環境を求める際には注意が必要です。
ビニールクロスのデメリットとその影響
ビニールクロスや合板で仕上げられた部屋は、湿気がこもりやすく、特に冷たい部分で結露が発生しやすい特徴があります。これが続くと、やがてカビの発生に繋がり、室内の空気環境に悪影響を及ぼすことがあります。カビは見た目だけでなく、健康面でも問題となり、特に家族の健康を大切に考える方には注意すべきポイントです。
自然素材がもたらすメリット
注文住宅において、「自然素材」を取り入れた壁材を使用することで、湿気を自然に調整し、カビの発生を抑える効果が期待できます。
特に、調湿性の高い無垢材や漆喰を使用することで、室内は快適な湿度を保ち、住み心地が格段に向上します。
自然素材は温かみのある風合いを持ち、リラックスできる空間を演出することができます。実際、エアサイクル工法のような空気循環の仕組みを持つ家では、こうした素材の効果がさらに活かされます。
実際の事例で見る自然素材のメリット
例えば、壁や天井に自然素材を使った注文住宅に住む家庭では、「部屋の空気が軽やかで快適」「梅雨もジメジメしなくて除湿器を捨てました」といった声をよく聞きます。自然素材は湿気を吸収し、必要に応じて放出する特性を持つため、温度より湿度を敏感に感じる私たちの身体は自然素材によって心地よさを感じます。また、自然素材を使うことで上質な空間を演出でき、訪れたゲストから喜ばれることも多いのです。
まとめ:壁材選びで快適な暮らしを実現
注文住宅を検討する際には、壁材の選択が室内環境に大きな影響を与えることを忘れてはいけません。ビニールクロスの手軽さには利点もありますが、高断熱・高気密の家をより快適に保つためには、自然素材の壁材を選ぶことをおすすめします。
これにより、調湿性が高まり、湿度の調整ができる快適な住空間が手に入ります。内装材には自然素材を取り入れ、四季を通じて健康で快適な暮らしを叶えましょう。