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2024年10月27日

土地探しのポイントと資金計画

カテゴリー :家づくりを考える

土地探しからの家づくりなら、土地、建物、附帯工事、諸経費や消費税等トータルな資金計画を立ててから土地探しを始めましょう。
土地代+建物本体費用の合計だけで家は建てられません。敷地によって、給排水引き込み工事、隣地や道路との高低差を解消するための土留め工事、前面道路幅が狭い場合は小運搬費やガードマン費用などが必要になることもあります。

 


土地探しは建築会社と一緒に

「土地を買った後で想定外の費用がかかる土地だった」とならない様に、候補となる土地が見つかった時に相談できる建築会社がいると安心です。
土地売買やローンに関しては不動産会社がプロですが、そこに家を建てるために必要となる付帯工事や諸経費の概算が出せるのは建築会社。ですから、土地探しの段階から並行して建築会社の検討も進めておくことをおススメします。


どんな暮らしをしたいか

具体的に土地探しを始める前に、予算やエリア、面積だけでなく、「自分たちはどんな暮らしがしたいのか?」をご家族で話し合っておくことが大事です。
そして自分たちが描く「暮らし」を不動産会社や建築会社と共有してください。土地探しや家づくりをサポートするうえで大きな基準になります。

これから自分たちがどんな暮らしをしたいのか?
通勤、通学、商業施設や病院との距離をどう考えるか?
庭は?所有する車は?日々の買い物は?

ご家族でこのようなお話合いをしながらノートにつけておくのも良いと思います。
土地を買った後も家づくりは決断の連続で、後々何か選択しなければならない時このノートを見返せたら、そこには家族が一番初めに描いた夢や望んでいたことが綴られています。

 

※土地の価値は「投資目的」と「住むため」と、2つの視点で異なることが往々にしてあります。「不動産価値が高い=住む環境として適している」とは限りません。逆に、「土地単価が低い=住む環境としてよくない」でもありません。

 


候補地を建築的視点でアドバイスしています

ご希望があれば、候補の土地が見つかったら現地に出向いて建築的な視点でアドバイスさせて頂いてます。
その土地の法的規制に加え道路や隣地との高低差、電気ガス水道等のライフライン、車両搬入路等を見ることで、必要となりそうな付帯工事の概要も確認できます。

 

日当たりの確認

 

境界杭の確認

 

擁壁の確認

 

近隣の擁壁も確認

 


土地探しからサポートさせて頂いた事例

◆土地探しサポート<東京都Hさん>
「土地はまだないのですが、エアサイクルの家が建てたいので相談に乗ってもらえますか?」
こんなお電話を頂いたので、事務所にてお話を伺いました。

総予算から土地と建物の予算を振り分けて一緒に土地探しを開始しました。
土地契約の前に現地を確認し建築的なアドバイスもさせて頂きました。土地確定後、すぐに設計打合せをスタート、土地の引渡しが終わる頃には基本プランもほぼまとまっていました。このケースでは土地探しから建物完成まで約1年でした。

Hさんの主な流れ
資金計画→土地の予算決め→物件情報を交換→候補地が見つかる→物件調査→ローン手続きサポート→土地契約→設計着手→土地決済&引渡し→工事開始→完成&入居

◆建築条件を外して購入されたサポート<さいたま県Eさん>
「建築条件付き」とは建築会社が指定されている売り地のことですが、条件を外すことが可能な場合もあります。
Eさんと土地探しを始め2年が経つ頃、建築条件付きの物件情報が入りました。Eさんが希望される条件にほぼ当てはまる土地でしたので、知り合いの不動産会社にお願いして売り主に交渉して頂きました。結果、土地のみを良い条件で購入することができました。
建築条件付きでも可能性があります。あきらめないでまずはご相談下さい。

 

 


まとめ

家づくりには、土地と建物、そして諸経費を含めた資金計画が不可欠です。
そして「どんな暮らしをしたいか」をご家族で話合い、不動産会社と家づくりのプロからサポートを受けながら、「建てて良かった」と思える家づくりを是非実現されてください。

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