エアサイクルの家は、躯体(家の骨組み)内に”空気”が流れています。
そこに暖気を送り込むことで、床や壁・天井面から熱を伝え、家全体をじんわり暖めます。
かくれん房とは、流れる空気を利用した「家一軒を丸ごと暖められる」オリジナル暖房です。
部屋の床・壁・天井はもちろん、廊下や浴室、トイレなど家全体がぬくもりに包まれます。
ほぼ均一の温度に保たれるので、家中どこにいても寒さを感じることがなく安全で健康的です。
部分的な設置が多いため、部屋の中の未設置部分や設置のない廊下、浴室、トイレなどに移動したときの温度差が気になります。
多くは温度が高すぎて、まるでホットカーペットのようになってしまっています。
風が起こり対流による不快感を与えます。
また暖かい空気は上昇するために足下がなかなか暖まらないことや、設置していない部屋との温度差、風が巻き上げるハウスダストも気になります。
蓄熱暖房のまわり以外がなかなか暖まりません。
また風が起こる暖房は室内に対流を起こしハウスダストを巻き上げてしまいます。
アレルギーなど過敏な方には、人工的な風は大敵ともいえます。
床暖房は、全ての床面に設置すると、初期コストとランニングコストが非常に高くなり、現実的にはリビングの一部など限られた面積に設置する場合がほとんどです。
部分的な床暖房の使用だと、低温設定では物足りなく、実際には高めの温度で使われることが多く、わざわざ高い設置費・光熱費をかけても、ホットカーペットと変わらない使い方になっています。
かくれん房は、低温設定で、家全体を暖められます。
リビング、北向きの部屋、廊下、トイレ、洗面、浴室など、どこいっても均一な温度で、部屋の間の温度差がありません。
エアサイクルの家は、壁の中に空気が流れる建築構造なので家中の床下・壁の中・天井の上のすべての空洞が繋がっている)、暖めた空気を流せば、家全体にいき渡るのです。
また、床暖房は足下からだけの熱ですが、かくれん房は、壁面、天井面からも暖められます。