暑い夏でも、一歩木陰に入ると太陽が当たらない地面は冷たく、吹く風も涼しい。
その心地よさを家の中に再現しました。
温度差を利用した換気と風力によって、熱気や湿気を徹底的に排出し、家の中の涼しさを保ちます。
夜間から明け方は、涼しい外気を建物の基礎コンクリートや壁・天井の下地材に溜めて、翌日の室内の温度上昇を抑えます。
夏は、床下のひんやりとした冷気を利用して、床下の給気口から入った空気が壁を通り小屋裏から熱を逃がします。これは「熱い空気は上昇する」という自然の原理を活かしたもので、機械の力で強制的に行う給排気ではありません。壁の中に空気を流すことで嫌な湿気も排除し、室内はカラリとした涼しさです。
家全体の流れ
基礎
1Fから2Fまでの壁
2Fから天井までの壁
屋根裏
換気ボックス